内子座文楽チケット
昼休憩のチャイムと同時に手を止めて電話をした。
そしたらあたしの好きな席はまだ残っていた。
まぁ実際には行ってからのお楽しみってことで。
昨年の3月はまだ清十郎さんにときめいていなかった。
7月からときめいている。
その頃に内子座にご出演されることを知り、悶々としていた。
たぶん諦めたとは思う。
が、仕事が休みになり、賞与もいただき、たまたまmixiでチケットを譲っていただけるという奇跡が起こった。
たしか夏休み公演が終わって、すぐの頃に行けるようになった。
最近思うのは私の場合、諦めたあとに幸せがやってくる。
一度吹っ切ることがいいことなんだと私は思っている。
嬉しいなぁ。確実に8月までは生き延びると思う。
昨年初めて内子座へ行った。
座布団に座っての文楽は新鮮だった。
初めて字幕なしを体験し、身体で文楽を感じていたと思う。
内子座以降はほとんど字幕を見なくなった。
座布団に座ってすぐは、長時間大丈夫かなぁと不安だったが、気が付けば気にならなくなっていた。
終わるのが寂しいぐらい、やみつきになっていた。
今年も座布団を想像するだけで、本当にわくわくする。
今年の夏も一人旅だぁ。
内子座さん床本集が届くのを楽しみにしていますよ。
旧暦睦月十七日、草木萌動。空氷