浄瑠璃いろいろ

こんばんは。昨日まではぼんやりしていた。でも自分のプロフィールを読みやる気が出た(笑)。
昨日の夜から、また浄瑠璃を読み始めた。

*夏祭浪花鑑
配役のチラシがまだないので、錦糸さん応援HPでお世話になる。

プログラムが手元にあると、登場順の役名が分かり、めっちゃ助かる。お願いしてみてよかった。ありがたい。
でも「これまでのあらすじ」を読むと、あたしの目は節穴なのでお梶と玉島磯之丞のつながりが、さっぱり分からなかった。

読むだけという行為は本当に馬鹿だと思った。
読んで理解するのには、意気込みが必要。あたしの場合。
何度か読みやっと理解した。ふぅ〜。
お梶の奉公先の息子だった。でも磯之丞がなぜお梶を頼ってくるのか、まではまだ分からない。

今は役名と配役を覚えるのに必死。

また妹が残念がる。大好きな玉志さんが悪役だから。
初春、妹背山婦女庭訓と続き、蘇我蝦夷子を見た途端ぼそっと「また悪役かぁ」と囁いてきた。
まぁ舞台には悪役も必要やから。

そんな妹にぴったりな6月鑑賞教室なのに、お金がないからやめると言う…。あぁもったいな。
って、夏休み公演も行く気あるんかいな。確認しよ。

私も訳も分からず、文楽を観ていたころ、(すんません)おっちゃんも頑張ってるなぁ〜、と思った中で、玉志さんに惹かれていた。
似たもの姉妹ですわ。
ちなみに妹は一番に玉志さんを応援しています。



*ひらかな盛衰記
床本集がなくプログラムで予習。6月鑑賞教室は無料でもらえるから、がまん、がまん。
なんとかあらすじは分かった。
あとは楽しもう。

二回行くか迷い中。相方次第もあるけれど、あっさり自分だけで決めようか考え中。でも、答えが向こうからやってくるのが好きやから、今は放置中(笑)。

なんと言っても、津駒大夫さんが楽しみ。
清十郎さんのお筆さんは言うまでもない!ちょっと間が空いてから観る、清十郎さんの女方にはどんな魅力があるのか期待してしまう。



*雪狐々姿湖
今日やっとじっくり読んだ。切なくて涙が出た…。
狐たちの兄弟愛や、源左の愛情に涙した。

ハッピーエンドならよかったのに、と思っても仕方がない。
兄弟愛の方が強かったというだけのこと。
白百合はきっと幸せだったに違いない。
源左の出番は少なそうだけど、床本集を読む限り、何度も観たい・聴きたいと思っている。
嶋大夫さんだし!これは最高に嬉しい。狐には嶋大夫さんなのかしら。期待に胸が膨らむ。ぱんぱんに(笑)。



今度こそチケット発売日は忘れない!やはり前の席を確保したい!

なのでというか、なんというか、発売日をあたしは宣伝しない。
発売日後にいつもがんがんに宣伝を開始する。
世阿弥ではないけれど、いいものはまずは自分だけのものにしておきたい。
私は自分の席を賭けてまで、文楽を宣伝する気はない。
今のインターネットの世の中、助かることも多いけど、私からしたらお節介も多くて、たまに嫌になる。たまにね...

文楽が本当に広まって、チケットが取りにくいということになれば覚悟はする。
でも敢えて自分からは晒さない。自分の周りにだけ伝える。
個人の基本は口伝だと思うから。

あたしはこれだけは貫き通す。
あ〜秘密の方がかっこよかったかな。
でもこういう意見もあるよ、ってことを世の中に投げてみよう。(ぽいっ)


旧暦弥生廿三日、蛙始鳴。空氷