夏祭浪花鑑 床本集

こんばんは。

国立文楽劇場、夏休み文楽特別公演、第2部
*夏祭浪花鑑

住吉鳥居前の段

お梶さんの詞が最初にあって、なんとなく嬉しい。

さっそく喧嘩が始まる(笑)。
でも、さすが親仁である。この場を上手く収める方法を知っている。

そして、いかにも物語らしい(笑)。

磯之丞と釣船三婦がうまいこと出会う。

団七の人柄の良さがよく現れている。

月代って本当に剃るんかいな。

琴浦かわいそう。

でも団七登場で一安心。ここもいかにも物語らしい(笑)。

おかしいのが、
‡どこにぢや
‡エヽおのれに言はうかい

軽妙な義太夫節が楽しみ。

一寸徳兵衛って、最初から仲間じゃなかったのね。
あたしはてっきり、トリオだと思い込んでいたから、理解するのに時間がかかったよぅ。

でもまた物語な展開で打ち解ける、団七と一寸徳兵衛。
分かりやすくていいと思う。



田島町団七内の段

市松にほろりとなったり、間男にどきどきしたが、結局は団七を逃すためと分かり、ほっとした。

今日はこの段を初めて読んだので、複雑さに苦労したが、なんとか読めた!

あとは間も読まないといけないが、やはり清十郎さんが遣われる、お梶さんが気になるので、お梶さんの場面をまず読みたくなる。


旧暦皐月十日夏至、乃東枯。空氷