西方浄土
こんばんは。
昨年は行けず、今年自分たちでチケットは取れなかったけれど、ファンの方からチケットを譲って頂くことができた。
ありがとうございます。
朝からは雨。雨天決行に備えて、レインコートを購入。
雨がしとしと降る中、西ノ京薬師寺さんを目指す。
あいにくの雨でも、たくさんの蓮の花に感動した。
駅からの参詣道には萩が咲いていた。
境内には紫式部の花が咲き、実が出来始めていた。花は初めて見ることができた。
金堂でお参りをし、おみくじを引いた。
お守りは「おたふく」。
笑う門には福来たる
最近本当に笑えてなかった…。少なかった…。
はい、笑おう♪
東塔が特別拝観中。今後10年をかけて、修復されるそう。蓮の天井絵に感動した。
そのあと、薬師如来がおられる本堂へお参り。
昨年のライブに行った妹が買ってきてくれた、黄色のお守りをお返しして、新しいお守りをいただいた。
黄色の携帯に合わせて、黄色のお守り。
写経の前に食事へ。妹はそうでもないが、あたしはお腹が空きすぎて、写経ができない。
北出口を出てすぐのところにある、おそば屋さんで温かいおうどんと、柿の葉寿司をいただく。
雨で寒かったので、温かいおうどんはほっとする。おつゆも柿の葉寿司もおいしかった。
いよいよ初めての写経道場へ。
緊張した〜。その割には、無心で写経をしていて、隣の席の妹よりハイペースだった。
それに気付いてから、これはいかんことか、と思い、少しゆっくり書いた。
でも習字が久しぶり過ぎて、墨の扱いが難しく、ゆっくり書いても、きれいには書けなかった。
きれいに書こうとか、何も思わず、無心になれたことがよかったのかな、と自分では思っている。
先に終わったので、休憩室で読書。
竹本住大夫さんと交流のあった、高田好胤さんのご著書を読んだ。
慰霊の海外旅行のお話が印象に残る。
雨音と軒下の雫を聞きながら、一人窓辺で読書をしていた。
徐々に雨音が静かになっていくことに気が付いた。
時計をみると、ライブの時間が近づいていた。
本当に驚いた。
外をしばらく眺めていた。
雨が上がりかけた頃、妹が出てきた。妹も写経中に気付いたらしい。
外に出ると、入場の列ができていた。雨上がりの空の下。
こんな奇跡は初めて体験した。
雨の日は雨の日で仕方ないというのが、当たり前だったのに、つよっさんのライブの時間に雨が上がるなんて、何かの力を感じ信じてしまう。
あっと言う間に夕日が射してきた。
rightの席はちょうど西を向いて座る。
ライブが始まって、つよっさんの歌に感動しながら、4月『妹背山婦女庭訓』と山折哲雄さんの本で知った、西方浄土を思い出していた。
そんな中、つよっさんは31歳という若さで、ご先祖さまのお話をする。
私は本で学び、今日つよっさんからも学んだ。
つよっさんのように、朝夕とご先祖さまに手を合わさないといけない。
他にも、負けそうな気持ちについても、語ってくれて、今のあたしがほしい言葉で(つよっさんの言葉をうまく書けないが)、泣きそうになったが、あたしは泣かない。
つよっさんの言葉をもらい強くなろうと思った。
すぐには変われないけど、今日のつよっさんの言葉を忘れなければ、成長できると信じて。
旧暦皐月廿八日、温風至。空氷