『近頃河原の達引』

こんばんは。

今日は、国立文楽劇場、平成22年錦秋文楽公演
*近頃河原の達引
岩波文庫を読んだ。頼桃三郎さん校訂。

が、電車内で「祗園の段」を読んで、気持ちよく寝ていた。

横淵官左衛門のことを「まがふかたなきわる者づくり」と最初から書いてあるので笑ってしまった。

…でも、こういう悪者のせいで、おしゅん伝兵衛は心中することになる…。



伝兵衛がおしゅんに会いに来る場面が楽しみ。

与次郎が伝兵衛をつかんで、おしゅんと間違えるところは必死なんだが少し笑ってしまう。

この岩波文庫を読んでから、楽しみになった作品である。



今日はプロ野球ドラフト会議のニュースで涙を見て、一緒に泣いた。

純粋な涙は心から感動する。

斎藤佑樹くんの「アルプススタンドのみなさん」には本当に感動した。

彼には日本を変える仕事に就いてほしいと勝手に願っていたが、プロ野球で活躍する姿も見てみたい。

今日の佑ちゃんの姿はまだ見ていない。



そして今日は、齋藤メソッド一般人クラス第一回の記念日である。

2007年の今日なので、もう3年も前になる。

久しぶりに齋藤孝先生との記念のツーショットを携帯電話の待ち受け画面にした。

2007年は変化の年だった。

2006年に応募した、読売新聞読者の夢インタビューに採用が決まり、1月26日初めて齋藤孝先生にお会いすることが叶った。

初対面がまさかのインタビューで、終わってからは喉がからからだったことを今でもはっきりと覚えている。

それからやっと『にほんごであそぼ』を見るようになった。

4月にはチラシで眺めていただけの文楽に初めて出かけた。この時の心境はもう思い出せない。

そして9月に齋藤メソッドを知る。小学生や教師対象ではなく、一般人というのが凄く嬉しかった。

この日初めて御茶ノ水に降り立ったことも、明大まで走ったことも鮮明に覚えている。

隣の方に「暑いですね」と話しかけたことがきっかけで、友人として付き合いが続いているのが嬉しい。

授業が終わってからお礼の品を携えて、サインに押しかけたこと全五回。

2008年大阪の講演会ではサイン会があったので、初めてお会いした日を含めて、7回もサインをしていただくというしつこさ(笑)。

冊数は7冊より多い(苦笑)。

私の宝物である。

3年前より、読書力はついたと思う。

上機嫌はまだまだだろうな。短気はなかなか治らない...

齋藤孝先生との写真を眺めて、上機嫌を目指そう!


旧暦長月廿一日、コサメトキドキフル。空氷