国立文楽劇場錦秋公演
こんばんは。
今日は三回目の錦秋公演。
展示室も三度目なので、歌川国芳さんの錦絵だけをじっくり見た!
本物が来ていることに驚いた。
大好きな国芳さんと、須磨寺の義経の桜を、同じように想えることが嬉しい。
今日またロビーで清二郎さんと遭遇。握手してもらえばよかったよ。
入れ替え後なので、
第1部
*一谷嫩軍記から
陣門の段、睦大夫いい!
須磨浦の段、咲甫大夫は前から好きな方。平山の低い声がよかった。
組討の段、呂勢さんは玉織姫がかわいかった。
「未来は必ず一蓮托生」でやっぱり泣ける。
25分休憩、
*熊谷桜の段、松香さんの弥陀六が、「優しいおじいさん」感が出ていて好き。
堤は一輔さんに変わっていた。てきぱきとした動きがよかった。
熊谷陣屋の段、綱さんの相模はやっぱりかわいい。
英さんは盛り上がっていて、悲しんだけど、拍手のしどころがたくさんあって楽しい。
10分休憩、
*伊達娘恋緋鹿子
八百屋内の段、清十郎さんの出にやっと拍手ができた。
お七父に玉也さん復帰されていた!よかったですぅ〜。
「六筋の涙」でお七と父母が手をつないでいることに、初めて気が付いた。切ないなぁ…。
火の見櫓の段、三回目になると、さばきの瞬間がスローモーションのように見える。そんなわけはないんやけど(笑)。
弥作から杉への刀パスは拍手が起こった。楽しい瞬間。
お七が櫓に登りきった時も、もちろん拍手が起こった。
降りる時は後ろから(笑)。
二階のロビーで食事をしていたら、勘緑さんのお姿が。
気になるのでお話させてもらうことにした。
12月大江能楽堂での公演のチケットを販売されていた。
次の休憩時間ということで、また伺ってチケットを購入!
竹本駒之助さんが楽しみ!
第2部、
*嬢景清八嶋日記
花菱屋の段、麻の葉文様ののれんがかわいい。
2月国立劇場以来の再会で嬉しい。
糸滝は詞以外に反応している姿がかわいい。
日向嶋の段、景清が死んだと聞かされ、立つ気力もなくなり、佐治に起こしてもらい、涙を拭いてもらっていた場面で泣けた。
あと一回なので、景清と糸滝の再会は拍手するぞ!
30分休憩、
*近頃河原の達引
四条河原の段、ドスの利いた津國大夫がよかった。
立ち回りは拍手してもいいんかな。
こちらも玉也さん復帰されていた。おめでとうございます。
堀川猿廻しの段、今日も竹本住大夫さんが、語る前に目をぎゅっとつぶりはったので、ただそれだけで泣けてくる。
住さん一人での掛け合いに、前回気付いて、今日も楽しかった。
津駒大夫は声が好き。桐竹勘十郎さんのお人形も好き。
おしゅんのさわりはフライングだったかも(苦笑)。
吉田簑助さんの下手うしろぶりが出てから拍手しても間に合う。当たり前か。
勉強になった。
猿廻しはカウボーイが出てきそうな三味線と思っている。楽しい。
錦秋公演あと一回になったと思うと、初めて寂しい気持ちになった…。