国立文楽劇場錦秋公演

こんばんは。

今日は三回目の錦秋公演。

国立文楽劇場、平成22年錦秋文楽公演は21日まで上演中。

展示室も三度目なので、歌川国芳さんの錦絵だけをじっくり見た!

本物が来ていることに驚いた。

大好きな国芳さんと、須磨寺義経の桜を、同じように想えることが嬉しい。



今日またロビーで清二郎さんと遭遇。握手してもらえばよかったよ。

入れ替え後なので、
第1部
*一谷嫩軍記から

陣門の段、睦大夫いい!

須磨浦の段、咲甫大夫は前から好きな方。平山の低い声がよかった。

組討の段、呂勢さんは玉織姫がかわいかった。

「未来は必ず一蓮托生」でやっぱり泣ける。

25分休憩、
*熊谷桜の段、松香さんの弥陀六が、「優しいおじいさん」感が出ていて好き。

堤は一輔さんに変わっていた。てきぱきとした動きがよかった。

熊谷陣屋の段、綱さんの相模はやっぱりかわいい。

英さんは盛り上がっていて、悲しんだけど、拍手のしどころがたくさんあって楽しい。

10分休憩、
*伊達娘恋緋鹿子

八百屋内の段、清十郎さんの出にやっと拍手ができた。

お七父に玉也さん復帰されていた!よかったですぅ〜。

「六筋の涙」でお七と父母が手をつないでいることに、初めて気が付いた。切ないなぁ…。

火の見櫓の段、三回目になると、さばきの瞬間がスローモーションのように見える。そんなわけはないんやけど(笑)。

弥作から杉への刀パスは拍手が起こった。楽しい瞬間。

お七が櫓に登りきった時も、もちろん拍手が起こった。

降りる時は後ろから(笑)。



二階のロビーで食事をしていたら、勘緑さんのお姿が。

気になるのでお話させてもらうことにした。

12月大江能楽堂での公演のチケットを販売されていた。

次の休憩時間ということで、また伺ってチケットを購入!

竹本駒之助さんが楽しみ!



第2部、
*嬢景清八嶋日記

花菱屋の段、麻の葉文様ののれんがかわいい。

2月国立劇場以来の再会で嬉しい。

糸滝は詞以外に反応している姿がかわいい。

日向嶋の段、景清が死んだと聞かされ、立つ気力もなくなり、佐治に起こしてもらい、涙を拭いてもらっていた場面で泣けた。

あと一回なので、景清と糸滝の再会は拍手するぞ!


30分休憩、
*近頃河原の達引

四条河原の段、ドスの利いた津國大夫がよかった。

立ち回りは拍手してもいいんかな。

こちらも玉也さん復帰されていた。おめでとうございます。

堀川猿廻しの段、今日も竹本住大夫さんが、語る前に目をぎゅっとつぶりはったので、ただそれだけで泣けてくる。

住さん一人での掛け合いに、前回気付いて、今日も楽しかった。

津駒大夫は声が好き。桐竹勘十郎さんのお人形も好き。

おしゅんのさわりはフライングだったかも(苦笑)。

吉田簑助さんの下手うしろぶりが出てから拍手しても間に合う。当たり前か。

勉強になった。

猿廻しはカウボーイが出てきそうな三味線と思っている。楽しい。



錦秋公演あと一回になったと思うと、初めて寂しい気持ちになった…。


旧暦神無月八日、チハジメテコオル。空氷