文楽錦秋公演

こんばんは。

第1部、鬼一法眼三略

鞍馬山は、修行中と思って見ていたら、あれ天狗に初めて会って悪戦苦闘?かと思いきや、ただの勘違いで、やっぱり修行の最終試験だったよう。



書写山、乳母飛鳥が婆さんで一瞬驚いたが、結末を思い出し、次の一瞬で涙ぐんでいた…。



で、飛鳥。

若い美人さんだと、てっきり思い込んでいた。

だって飛鳥父が出てくるから。

もう一回ちゃんと読まないと行けないが、飛鳥父は広盛とやりあって討たれたと思っているから、爺さんだとは思わなくて、そのまま飛鳥も若い人だと思い込んでいた。

でもお人形の出は一瞬で受け入れることができた。

勘違いの理由もすぐ分かり自分なりにすっきり。



書写山はやっぱり泣けた…。

泣き虫弁慶かわいいね。

大人なんか子どもなんかよう分からんわとツッコミたくなったが。

性慶のロン毛には驚いた(笑)。

ハリーポッターが始まりそう(笑)。

まぁよく見ればお寺とかで見るような柄の帽子?をかぶっていたけど。

ええ話やった。



清盛館、湛海って名前だけだと爽やかなのにな〜(笑)。

高木先生の解説でも与勘平のくせに、やったかな?そういう風に書かれていてまた笑った。



で、強そうなのに皆鶴姫が勝っちゃうという。

清十郎さん、薙刀捌き軽やかだった。



菊畑はやっぱりよく寝た…。

自分の予感は当たった…。

でもちと反省中なので、次こそは起きていたい。

仕事中に三味線を思い出し、やっぱり貴重な時間やなと思う。



鬼三太が潜入するとあったが、兄弟やったらバレるやん、と思っていたら顔を合わせたことがなかったんやなと知った。

でも菊畑ではまだ泣けん。

次は泣けるんかな…。



五条橋は初めて楽しい!と感じた。

やっぱりつながってるっていいなぁ。



第2部、恋女房染分手綱

嶋大夫さん休演で残念…。

大好きな双六は、大好きな津駒大夫さんと、大好きな寛治さん。

初めてが内子座やったけど、いい場面なんやな。

うばがもちはどこの名産やったかな〜、といろいろ気になって東海道五十三次は楽しい。



姫様の涙も切ない。

解説やったかな、お湯係に手を出したとは。

三吉は本当にかわいい。

一人待たされて独り言の時の足の動きがかわいいったらありゃしない。

重の井が現れて、「あ」っていう仕草もかわいかった。

吉田簑助さんの重の井を見られて本当に嬉しい。

でも三吉をよく思い出す。

まさか三吉で後悔するとは…。

2回しかチケットを取らなくて、はぁ〜もったいない。

次はもう千秋楽まで会えないよぅ。



伊賀越道中双六、私にとっては源大夫さん!と印象づけられた。

やっぱりいいなぁ源大夫さん。

爺さん声がめっちゃ優しい。

伊賀越道中双六に興味がなかったのと、源大夫さんで満足して、少し寝た。

でも竹本住大夫さんの「なんまいだ」に感動!

私の伊賀越道中双六は源大夫さんと住大夫さん。



仇討ちと浄瑠璃の両方いっぺんに調べるとややこしい。

でも電車内で集中して、ネット勉強したら謎が解けた。

兄妹と仇討ちの関係がチラシだけでは分からなかった。

妹婿が父の敵を討つんだと分かった。

いつか通しで聴いてみたいな。



紅葉狩、私は舞踊ものはきらい。

本当にお芝居じゃないよね。

『紅葉狩』伝説に関しては、内田康夫先生の『戸隠伝説殺人事件』が勉強になった。

犯行の動機は悲しすぎて、感想はブログに書けずじまい…。

まぁそこは物語と割りきって、鬼女伝説をかなり詳しく知ることができた。

好みの問題だが、小説に比べたら中身が薄く感じる。

舞踊ものってなんでできたんやろう。

想像だが、能で見る方がいいと思う。

でも今度は良さをみつけようと思う。



旧暦神無月七日、モミジツタキバム。空氷