振り返り洩れと区切りのその後

sorahi2012-03-09

こんばんは。

「振り返り」にあと少しお付き合いを。

本の話をしていなかったから。

5日のブログだと、
*なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのが上手いのか?

タモリさんは芸能人の悪口を言わないと決めたそう。

「人を呪わば穴二つ」これをちょうど知りたい時だった。



市長のことも、許さないとか、バカにしていても何も生まれないと思っていて、内山美樹子先生の本を読んで、感情ではなく状況を捉えたツイートをするように心がけた。

あるタグでも「許さない」とあり、私は削除して欲しいけど、それに対して「許さない」と思っていたら同じこと。

腹は立つからスルーするしかなくて、でも敢えて言うなら「許す」ことができる。

市長はフォローを止めたので今はスルーで済んでいる。



タモリさんは、いいともでの坂好きの話が好きで楽しみにしていたら、ブラタモリが始まって本当に嬉しい!

タモリさんがテレビで縄文時代や、温暖期(地球温暖化じゃないよ!)と言ってくれるのが本当に嬉しい。

そして今では尊敬している。

父は以前から「タモリさんは悪口言わへんから好きやわ」と言っていた。

見抜いていた父もすごいけど(笑)、ちゃんとそうしていることが伝わっているので驚いた!



タモさんいつまでも活躍してくださいね。

電気がなくなって困るのはタモリさんに会えなくなること。

つよさんにはライブで会えると本気で思っている。

って、そんなことより衣食住の心配よね…(笑)。



本を買ったのが舞台「90ミニッツ」の日で、他にも
*海が呑む
*遺体

を買った。

読むのは辛いけど、辛いのは当人たちで、目を背けてはいけないと思う。

まず知ること。知り続けること。



「90ミニッツ」のあとの文楽、壺坂さんは舞台のことを思い出していたし、父の闘病生活と看病していた母のことを思い出していた。

まさにお里沢市のような夫婦(笑)。



8日のブログでは、
*死ぬ権利はだれのものか

まさに「90ミニッツ」のような本で、日経新聞で知った時にさっそく注文した。

すぐ読めない気がしていたけど買っておこうと思った。

しばらくして、
*わたしのなかのあなた

を思い出した。またいつでも読めるように、いつも座る近くの本棚に二冊を並べた。

想田監督の『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』も「90ミニッツ」と同じようなテーマがあった。



そうだ!なぜ「90ミニッツ」がこんなにも印象に残っているかと言うと、父も母も病気持ちで、もし災害に遭った時、治療さえできれば助かるのに、今は出来ないのでどうしますかと聞かれたらどうしようと考えたから…(泣)。



健康な人にも当てはまるかもしれないけれど、やはり病気に関する物が手に入らなくなれば、もし元気でも弱ってしまうのかな…とか。



覚悟は自分にはできるけれど、もし決断を任されるようなことになったらどうすればいいのか。



舞台を見て考えるようになった。

大震災があったのにやはり何も被害がないと気は緩んでいて、真剣に考えていなかったと気付かされた。



三谷幸喜さんはそれを喜劇でやってのけた。

こういうのって作者は経験しているからこそなのか、していなくても創るから作家なんやろうけど。



ONE PIECE』の尾田っちも尊敬している。

特にベルメールさんと、ヒルルクの桜について。

尾田っちは2001年に読んだことは、私の中ですでに古典になったかのよう。

いろんな場面で教訓として思い出す。

なので同年代なのに尊敬している。





洩れていたのが、
内山美樹子先生の
文楽

2月の初め頃に読んで、これで文楽協会の成り立ちを知った。

たまたま中古市でみつけた。本があることすら知らなかったのでとりあえず買った。

その時は並木宗輔の解説に惹かれて買ったはず。

市長の反論にこんなに役立つとは思わなくて、手元にあって本当によかった。



なんにせよ不景気というものを文楽を含めみんなが共有しないといけないと私は思う。

守りたくたって不景気なら仕方ないこともある。

橋下さんは言い方を間違ったと思うが、もし別の人がカットしても文句は出るだろう。

でも文楽好きじゃない人からも不景気なら文句が出るということをツイッターのおかげで知った。



たまたま自分が文楽から少し離れていたタイミングがよかったのかもしれない。

状況を見ることができたから。



文楽が好きな人は守ってほしいと。

そうじゃない人は税金の無駄と。



どっちになっても決断を下す人は納得する説明をしないといけなくて、それがない(伝わらない)から収まりが悪かった。



不景気やからすんませんでいいやんと今なら思う。



本気ね。



内山美樹子先生の本を読めば分かるよ。

いろいろやって3月になった途端急に吹っ切れた。ふしぎ。



月が変わるって気持ちも新たになるね!



洩れはもう一つ。

今年から高橋の五年日記!

しかも大好きな黄色よ。

今のところ続いている。よしよし。



区切りは2月で、最後に買ったのが、
*とりもふ

鳥好きにはたまらん。

奈良検定の帰り、奈良の文房具屋さんで、オカメインコの便箋とシールを買った。

経盛の帰りにはセキセイインコのパスケース。

またまたパンジーが大好きな黄色よ。

その流れでオカメインコやインコが載っていたので迷わずお買い上げ〜。



その後、友だちんちで、
*かご猫

を見せてもらってすぐ注文した(笑)。

翌日見る想田監督のドキュメンタリー映画『Peace』に猫が出てくるので、このタイミングは驚いた!

猫だけだったら買わなかったかもしれないが、お花がたくさんだったのでいいなと思った。



*土の文明史

はかなり前に買わずに帰ってから、気になって気になって、検索のおかげでみつかった本。

西岡棟梁の映画の前にふと気になって、映画『鬼に訊け』を見たら土の話をしていたので、やっぱり!と思ってしばらくツイッターのアカウントに付けていた。

結局気持ちは文化的なものに向かい、今は『世阿弥の神秘』を付けている。

なのでまだ全然読めていない。

でもラピュタで「土を離れてはいけない」というのが印象的で、こういう内容かなと思っている。



*大阪人 ザ・大阪のデザイン

国立文楽劇場が載っていたので決めたし、しかも内容が文楽協会設立についてだった。

たった1ページなのに、



まさかのまさかず!!



橋下さんはこれを読んだ上で納得する説明をするといいね。

私はもう納得しているよ。



三谷さんの文楽には行く気満々。

文楽の見取りでは上京しないけど(皮肉)、「ショーマストゴーオン」から大好きな三谷さんの文楽なら見とかないと後悔すると思った。

「90ミニッツ」大阪公演は発売初日に無事取れたけど、東京はどうやろう。

はぁ、心配やけど取れる!大丈夫!



高砂
は4月からのシリーズの第一回。

しばらくして仕事のチラシで奈良一刀彫り人形の「高砂」をみつけた時は本当に驚いた。

今もそのチラシは残してある。

奈良きたまちにお店があるようなので「高砂」を買いに行きたいなと思っている。

ここまできて、つくづくお人形や木が好きなんやなと実感した。

我が家では旧暦に合わせて今お雛様を飾っている。

自分で買った、てのひらお雛様はまだ出していない。

だって寒いんだもん。

桃が咲く頃に出してあげたい。

と言っても旧暦の三月三日には出さないとね。



祖母が亡くなったあと、叔母に桃の花見に連れて行ってもらった。

この時、桜と同じ時期と初めて知った。

桜とはまた違う桃色がきれいで、満開だった感動が今も忘れられない。



ちなみというかなんというか…、
三陸海岸津波

明治29年6月15日は旧暦の端午の節句

この頃の節句は旧暦だったのだろうか。今もかな。

昭和8年は3月3日。

やはり厳寒の中だったそう。



そして宮沢賢治さんが、明治29年の生まれで、昭和8年に亡くなったと日経新聞アートレビューで知った。

この本を読み直している時だったので本当に驚いた。



振り返り読書はここまで。

ほなまた。



旧暦如月十七日、スゴモリムシトヲヒラク。空氷