振り返り続き
こんばんは。
やっと続き。
村井先生がお話の始めに、梅原猛先生がいらっしゃることをおっしゃった。
思わずキョロキョロしてしまった。
次の休憩時間にお会いしたい!と思った。
ロビーで梅原猛先生のご本があるのは知っていたし、サインペンは持ち歩くようにしているから、準備万端。
村井先生の「時衆」のお話にうるうるしながら、シュミレーションをしていた。
その時に買ったのが『世阿弥の神秘』。
無理をお願いしたかもしれないが、サインをいただけて夢のよう。
昨年の9月に『隠された十字架』を読んだ。
西岡常一さんはそんなものはないとおっしゃっるが、私は梅原猛先生を信じている。
私の信念「会いたい人には会おう」が実践できた!
初めての「能」に向けて、齋藤孝先生の『由緒正しい日本の教養』を読んだ。
「文化から勇気をもらう」が分からなかったが、あとで分かる出来事が起こる。
「能」のページはやはり難しく、後日楽しく読めた。
ずっと行きたいと思っていたところに偶然行くことになり、
まさかのまさかず!!
孤独の天皇、孝徳天皇の難波宮というのも、梅原猛先生の『隠された十字架』から学んだ。
その梅原猛先生にお会いしたのが本当に夢のようで、食事をしている間、ずっとふわふわしていた。
思ってもいなかったからかな。
次の日は、愛媛県松山市の木彫り人形、西川南雲先生の「てのひらお雛様展」に京都四条へ出かけた。
昨年に続いて二年目。
昨年は南雲先生にお会い出来るかどうか分からないと思っていたらお会いできた!
内子座の時に、坊っちゃん人形「天麩羅四杯は多すぎるぞなもし」を買って、この感想をお伝えすることができた。
今年もお会いする気満々で出かけた。
そしたら母に菫の絵を書いてくださった。
菫は思索という意味からパンセと名付けられたと知りますます好きになった。
能の帰り、パンジーとインコのパスケースを買ったばかり。
なので本当に驚いた!
昨年は自分にお雛様。今年は友人の誕生祝いに購入した。喜んでくれるといいな。
母は念のため杖を持ってきていたが、石塀小路のあと二年坂、産寧坂、帰りの茶碗坂が私でもきつかった。
坂の途中で初めての御所人形を買った。
足を上げててかわいいのよ。
大満足!
仕事のイライラがピークになり、昼食時に本を読むことに。
齋藤孝先生の『結果を出す人の「やる気」の技術』。たまたま手に取ったけど、上機嫌な本でよかった。
今は好転したと思っている。
やっと西岡棟梁の映画『鬼に訊け』を見に行くことに。
母はなんとなく誘わなかったけど、「連れてって」と言われた(笑)。
また母は杖を持って大和郡山市へ。
JRの車窓から法隆寺が見えてはしゃいだ。
映画の時間はなんやかんやあったのにギリギリセーフ。
『木に学べ』を読んで会いたいと思っても会えないと思っていた西岡棟梁にお会いできた感動の映画だった。
大和郡山のイオンモールはきれいで金魚があしらわれていていい感じだった。
ショッピングモールは好きじゃないけど、機会があればこうやって行くので、いいなと思ったらまた行きたいなと思う。
しゃぶしゃぶの食べ放題を食べた。
しいたけをかなり食べた気がする。
駅まで歩いたら山肌が白い若草山が見えた!
梅を見に行きたかったのだ。
初めて反対方向から乗り、薬師寺さんが近くに見えて大はしゃぎ。
だって西岡棟梁の映画を見たあとだったから。
よくよく考えたら、つよさんのライブの時も電車の音が聞こえていた。
平城宮跡ではまだ梅は咲いていなかった。今年は寒かったから。
でもまた若草山が見えて感動が蘇った。
帰るころ雪に見舞われた。ひー。
でもその道を選んだおかげでガトー・ド・ボアさんに行くことに。
西に向かっていたのできれいな夕日も見えた。
そして、おおえまさのりさんの『木偶の舞う夢』をたまたま知り注文した。
電車内で開いたが、母の日のカーネーションで涙がこぼれ落ちた。
仕事のイライラまでは、文楽から心が離れていた。
「通し」まで行かないつもりだった。
しかしまさに「文化から勇気をもらう」。
仕事は嫌でも通わないといけない。
仕事のことを忘れられるのが文化だと体感した。
あと大阪市長のトンチンカンな文楽ツイートのおかげで文楽のことを考える日々になり、結局離れられなかった。
お告げかいなやで。
能の復曲を知り、文楽の本来じゃない上演形態に不満を持ち、それを言いたかったのに、市長のツイートがあまりにもちぐはぐで、それに反論せざるをえなかった。
内山美樹子先生の本を読んで「理論武装」。
でもやっぱりサラリーマン化と、文楽にライバルがいないのは大問題だと私は思う。
大江巳之助さんのお気持ちを知り、首(かしら)を楽しみたい!と思えるようになり、以前と同じところまで戻ってこられた。
おおえさんの本との出会いもお告げかいな。
今はそんな風に思えてならない。
巳之助さんが病気を克服された『近松世話浄瑠璃集成』も手に入れた。
やっと奈良検定の結果が届いた。
予想通り不合格でした。チーン。
気合いを入れるためあしゅらー(←と呼ぶのが好き)のテキストを購入した。
もう一年ないけど頑張らないと!
2月24日つよさんの平安神宮ライブ2011年の映画『平安結祈』公開初日!
かっこいいムビチケも届いて、楽しみで仕方なかった。
でもライブ当日は台風なのに浮かれ過ぎていて反省した。
だから今回の映画化が決まった時は浮かれないようにしようと決めた。
つよさんの祈りを忘れてはいけない。
一回目は「時空」に感動。
二回目に「縁を結いて」で感動。
当日の感動に勝るものはない、と思っていたが迫力ある映像でまた別の感動があった。
TOHOシネマズさん、上映ありがとうございます!!
そして大好きな益川敏英先生の講演会に行けることに。
根岸先生とお二人を囲むフォーラムだった。
益川先生の「とにかく始めること」に涙ぐんでしまった。
理由は分からない。
待ちに待った上太郎先生の着物が仕上がった。
買った時は知らなかったが、静御前の帯とお揃いで、まさかのまさかず!!
ツイッター文楽絡みで想田和弘監督を知り、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』を読んだ。
最新刊と思いきや昨年で、映画『Peace』は一昨年だった。
諦めきれず検索したら上映会がみっかった。
まさかのまさかず!!
文楽に行かないと決めて、チケットを譲り空いた日に上映会だった。
ビックリした。
この日がつよさん二回目だった。
想田監督のドキュメンタリー論を読み、撮られているつよさんの話を聞き、私の中でひとつになった。
今年はドキュメンタリー映画しかまだ見ていない。
『鬼に訊け』
『平安結祈』
『Peace』
どれも考えさせられるメッセージを受け取った。
次は、東日本大震災義捐能と大槻同門会能に出かける。
義捐能は読売新聞でたまたま知った。
大槻文蔵さんが素敵で迷わず決めた。
同門会は「海士」を見たかった。
これは妹背山の浄瑠璃で知ったと思うんやけど、探すとみつけられなくて、まぁいいや状態。
「海士」の本は初めて定価より高い本を買ったかも。
でも予習の時点で泣けて仕方がない。
楽しみだよ。
文楽4月公演のチケットも届いたので、あとはコンビニ行くだけ。
一回きりだと気合いも入るよ。
まずは初心に戻ることにした。
もちろん清十郎さんは応援しているけど、配役抜きでどこまで楽しめるか。
筋がおもしろいかどうか。
桂川のハナタレを笑うのは下品よ。
初演の方がうんと楽しい。私はね。
だから行かないという選択肢で迷ったけど、大江巳之助さんの首(かしら)で、まさに首がつながった状態。
そうじゃなかったら簑しゃんは素晴らしい桜丸の思い出で止まっていたかもしれない。
お半長右衛門は「信濃屋の段」が盛り上がるのに、なぜハナタレで盛り上げるのか。
長吉はもっと賢いはず。
信濃屋の段が好きすぎてそれ以降はまだ読めていない。
はぁ出し切った。
旧暦如月十六日、スゴモリムシトヲヒラク。空氷