花輪莞爾さん『海が呑む』
南海トラフ地震 津波34m予想も
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昨年の震災後、4月に吉村昭さんの『三陸海岸大津波』を読んだ。
でもそれ以降は自分のことで精一杯だった。
これだったら忘れているのと一緒。
(昨年12月には再読していたよう。)
今年に入って1月、三谷さんの舞台『90ミニッツ』を観に大阪へ出かけた。
帰りにJR大阪駅の新しい本屋に寄った。
とにかく本屋好き!
特に初めて入る本屋となれば心底ワクワクする。
この時に、
花輪莞爾さん『海が呑む』と出逢った。
この『海が呑む』でやっと南海地震のことを勉強できた。
もちろんきっかけは今回の地震なんやけど。
『三陸海岸大津波』で明治29年、昭和8年の大津波を知った。チリ地震も。
私にとって二冊目ということもあり、さらに強く印象づけられた。
そして昨年の震災の体験談も読むことができた。
盛に住む山浦玄嗣先生のお話。
…ここまで書いて、1月に読んだ気になっていたけど、まだまだ自分のことに必死で、3月になってから読んだよう。
3月10日の早朝。
そして映画『平安結祈』のあとにも読んだ。
次の日、3月11日大阪能楽会館での『東日本大震災義捐能』のあとも読んだ。
今日もまた読んでいた。
国語教科書の『稲むらの火』は何度読んでも泣ける…。
本当にまた教科書に採用されればいいのにと思う。
昨年の地震も津波の被害も受けてないのに「怖い」というのは止めようと思った。
目を背けずちゃんと知ってから怖いものと認識をして、地震・津波に備えたい。
強く意識すると、些細な悩みはなくなって、地震なんて来ないからって思うより、常に考えて生活することはほんまに大事やと思う。
家設定は枕元に水とチョコチップクッキーを置いた。
吉村昭さんの『関東大震災』で、倒壊と火災の怖さを知り(3月20日)、揺れが収まったら最低限の持ち物を持って家から出ること。
もし火災の場合はバケツリレー!
津波に備えて目の前の小学校に入れてもらう。
もし間に合わなければ高台まで自転車移動。
仕事設定はロッカーに水確保。自動販売機が使えなくなった時を想定して。
おやつは常に常備(笑)。
怖いのは休日地下鉄に乗っていること。
でも冷静になって高い場所に非難すればいい。
結局はどこかで遭遇してどうにかなるかもしれない。
覚悟をすればなんてことはない。
考えたら怖いんやけど…。
旧暦弥生十日、上弦、雷乃発声。空氷〓