『妹背山婦女庭訓』吉田簑助さん配役 続き

こんばんは。国立文楽劇場4月公演は吉田簑助さん文化功労者顕彰記念。

第1部は昨日の日記に。

第2部は藤原鎌足を遣われる。

2段目、芝六忠義の段の最後に登場。

そのあと金殿の段で、蘇我入鹿を討伐する。

第1部は雛鳥という娘役。
第2部では立役藤原鎌足と、
全然違う吉田簑助さんを観られるのは楽しみ。

吉田簑助さんは2007年日経新聞私の履歴書」で知った。

吉田玉男さんとご一緒の昔の写真を大事にされていたのが印象に残った。

2008年五世豊松清十郎さん襲名披露公演からは、清十郎さんを一番に応援している。

昨年12月公演を途中で休まれた、吉田玉英さん。

初春、2月、4月と期待していたが、今日亡くなられた。

清十郎さんのブログで知った。

復帰されるものと思っていた。その際はめいいっぱい拍手をしようと思っていた。

配役表をもらうと、玉英さんも必ず確認していた。

4月公演は第2部、興福寺衆徒。

4月こそはと期待していたので本当に残念。悲しい。

仕方ないけど悲しい。

分かっていてもすんなりと受け入れられない。

他の方が遣われても、玉英さんを思い出すだろう。

悲しいが忘れられない文楽の思い出がまた一つ増えた。


旧暦睦月廿三日、蟄虫啓戸。空氷