初☆幕見席

こんばんは。今日は急きょ仕事が休みになったので、国立文楽劇場4月公演『妹背山婦女庭訓』幕見席を利用した。

いろいろ選択肢はあったが、初めての席にこだわってみた。

第2部C幕16時開演でも当日10時に発売という。
目標は13時着。それがどんどんずれ込んで、難波駅に15時頃着いた。遅っ...

こうなる前は雨やし、寒いからタクシーを利用しよう、と思っていたが、タクシーに乗らないと待ち合わせの時間に間に合わないという...

しかも、もしチケット売り場が長蛇の列ならアウトやん、と思ったが、平日で雨だったので、並んではいなかった。
しかし幕見席はかなり売れていた。右側は全て?やったかなぁ。左側も半分埋まっていて、11列2番に決めた。

お手洗いに行く時間もあり、結果オーライ。←最近よく使う言葉。
本当にこの言葉に救われている。
でも!もう少し余裕を持って行動できる自分になりたい。

今日が来るまでうじうじしていたが、結果は行ってよかった。
その日にならないと分からないことは、考えても仕方がない!
やっと今日確信を持ってそう思えるようになった。
何度か気分転換になることに出会って、うじうじから脱却できたが、その都度また気になって今日までずっとうじうじしていた。

ちょっと意味不明なことと思われるが、要は「気にするな」と伝えたい。
自分一人ではどうにもならないことが山ほどある。
感謝・誠実・謙虚を常に思っていれば、相手に気持ちは伝わるからその関係は壊れない。大丈夫。←自分に言い聞かせている。



第2部
鹿殺しの段
掛乞の段
万歳の段
芝六忠義の段


幕見席は遠い…。
お人形が霞む…(人形遣いさんも)。

最初っから失敗した気分になったが、いやいや芝六のみを堪能できるありがたい時間と思い直した。

細か〜くお人形を観られない以上、義太夫節を聴いていた。
靖大夫さんはまろやかではない声が特徴。まだ声だけでは覚えられないが。幕見席からだと声が小さいように感じた。

相子大夫さんは、昨年義経千本桜の弁慶のお〜おきな声が忘れられない。
あと11月鑑賞会の解説での歴史の話が非常に勉強になり、すっかりファン。
相子さんの声はたぶん分かると思う。語り分けは上手いと思う。

咲甫大夫さんは『にほんごであそぼ』を見ていた時期があったので、声から覚えた。
聴きやすく、語り分けも上手いと思う。

咲大夫さん、燕三さんには今日も泣かせてもらった。



内容までは気力が持たない…。
三作の「さらばでござる」からずっと涙涙の物語。
本当に今日は行ってよかった。

見どころはまたふと思い出すだろう。
その時に書きたいと思う。


旧暦弥生三日、虹始見。空氷