きっかけがやってきた

こんばんは。今朝の日経新聞で、
遠野物語
が出版からちょうど100年と知った。これは読むきっかけだと思った。今日から少しずつでも読んでいこうと思う。



岡倉天心とも日経新聞で二度目の出会いをした。
2008年読書会での課題図書、
*東邦の理想
岡倉覚三著
村岡博訳

この時からさっぱり進まなかった。一度目の出会いの時に開いたが、やはり挫折した。でも今日また出会ったので、こちらも機会をみつけて少しずつ読もうと思う。



河竹登志夫先生の「私の履歴書」に妹背山婦女庭訓が出てきた。
雛鳥と久我之助の恋は思い返しても悲しくて、文章にできなかった。
短い文章だったが、思い出したらまた涙ぐんでしまった。
文章を書きたいな、と思ったがいろいろな想いがあるので、時間を作らないとできない。
それでも仕事中に考えていたのは、雛鳥は死んでしまうとはいえ、好きな久我之助と結ばれることはなによりの幸せだったんだろうと。
説明文よりも、自分の気持ちは雛鳥に一番寄り添うので、雛鳥の気持ちになってしまう。
いつまでたっても客観的に説明文を書くことができない。



さらに最近滅入ることがあり、落ち込み気味なんだが、齋藤孝先生に直接お伺いした言葉
「(コミュニケーション力について)今まで生きてこられたんだから大丈夫なんだよ」と。
先生はご自身で『コミュニケーション力』という本を書かれているのに、足りないことより、今で十分と声をかけてくださったのは、優しいなぁと思い出してまた嬉しくなった。
2008年1月13日のこと。
齋藤孝先生との出会いに感謝し、いつまでも支えになってくださっていることが本当に嬉しい。
私も先生を見習って、人に優しくありたい。



情けは人の為ならず



これが、まさに生きてくる。頑張ろう。



歯医者の待ち時間に、
*新版歌祭文
の続きを読書。

やはり父久作がお夏清十郎の例えを出して、諭す場面は泣ける。
‡この本のお夏とやら、清十郎を可愛がつて下さるは、嬉しい様で、エヽ恨めしいわい、恨めしいわいの。
この二回繰り返すのが文楽にはよく出てくるが、本当に泣けてくる。待合室で。
このあとおみっちゃんの母が出てくる。
おみっちゃんの花嫁姿の話をする場面で泣いた。待合室で。
本当にいい話やと思う。いつか聴いてみたい。




家に帰ってきてから、
*メディアの発生
続きを読書。序章と第一章だけでもまとめられない。あぁ情けない。とにかく何度も読むしかないと思っている。
「むすぶ」という言葉がこころに残る。
†苔むす†おむすびなど。
信仰文化圏†信教の自由は初めて知った。
これらが芸能とどうつながるのか、読んで理解したい。


旧暦卯月四日、タケノコショウズ。空氷