出会いを求めて本を読む

こんばんは。

今朝の日経新聞、春秋に検索のことが書いてあった。

以前はインターネット、検索が全てではない!と思っていたのに、いつのまにか頼っていた。

春秋の締めに「検索する手を止めてみよう」と書いてあり、はっ!とする思いだった。

本にしかないこともあると。



本当にそう思う。



自分が知りたいことを、家に居ながら手に入れてばかりいたら、本物の出会いの機会が減っていくように思う。

ずっと、なぜ本を読むのか、が疑問で考え続けてはいたが、今日晴れ渡るようだった。

本の中にしかないものに出会うために読んでいるのだと。

読んで出かけたくなる場所もできるだろう。

そもそも本を求めて外へ出るだろう。

このことが大事なんだと思った。



矛盾するが、インターネットで中古の浄瑠璃集が手には入ることは本当にありがたい。



これとは別に読みたい浄瑠璃があるので、お盆休みに国立文楽劇場の図書室が開いていたら行ってみようと思う。

読みたい!という気持ちは行動を起こさせる。

読んだ先の何かを掴むため。


旧暦水無月十八日、ツチウルオウテムシアツシ。空氷