少しずつ

こんばんは。

内子座文楽の、
桂川連理柵
を読み進めている。電車の中で。

昨日は長右衛門の父が、継母を諭す詞に赤線を引いた。

『嬢景清八島日記』の花菱屋長を仏様のように思っていたが、長右衛門父も同じだった。

花菱屋女房は夫に感化されるところがあったが、長右衛門の継母は違う。

いじわるを言い続けたり、騙す企みがあったり、読んでいて苦しい…。

たしか浄瑠璃集では、継母と長右衛門の弟は捕らえられたはず。

ちょっとうろ覚えだが、読んですっきりした。



なので今のところ『桂川連理柵』は初演の方が気に入っている。


旧暦水無月廿六日、大雨時行。空氷