浄瑠璃集が届く

こんばんは。

今日から盆休み。買取に持って行こうと思っていたが、台風で雨ということで、昨日から家で過ごすことに決めていた。

朝はいつも通り起きたけど、やっぱりのんびりと。



*茜雲 日航御巣鷹山墜落事故遺族の二十年

少し開いた。どうしても鼻水が止まらないので、読むのは続けられなかった…。

竹中直人さんの再現ドラマのビデオを見ようとしたが、文楽『妹背山婦女庭訓』のテレビ放送の時間が近づいていた。

ちょっと迷って、文楽を観ることにした。テレビで文楽を観るのは好きではないが、明日国立文楽劇場の図書室に行く予定なので、文楽漬けにすることにした。

昨日少し開いた内山美樹子先生の
文楽 二十世紀後期の輝き 劇評と文楽

あとがきと、文楽時評『本朝廿四孝』を読んだ。

「日本の古典演劇、人形浄瑠璃文楽の特色の一つが8時間から10時間におよぶ《叙事詩劇》の昼夜通し上演が近世以来今日まで生き続けていること」

叙事詩劇》という言葉に感銘を受けた。

少しずつ文楽のよさを言葉で受け止め、伝えられるようになってきたように思う。

『本朝廿四孝』は全段が気になって検索。以前全文をブックマークしといてよかった。今日はみつけられなかったから。あらすじも助かる。

いつか通し上演で聴いてみたい。

最近の劇評から読みたかったが、妹背山が始まった。

杉酒屋の段、好きだなぁ。お三輪ちゃんがかわいくて。

道行恋の苧環は、初日以外寝てしまった…。

芝ちゃんこと芝六に気合いが入っていて、次は津駒大夫、寛治さん、嶋大夫と思っていたので、私はあいだに息抜きをしていた。

なので今日始まってもあんまり集中して観ていなかった。

耳で覚えていた浄瑠璃がいくつかあった。

橘姫がはける頃になって、アップの時に着物をよく観ればよかったと後悔した。あ〜あ。

舞台中は、まぁ寝ているか…、お三輪ちゃんに目がいっていたから。

でも大好きなお三輪ちゃんの最後は観た。糸が切れてしまう動きは本当に生きているよう。桐竹勘十郎さんの顔が見えているのにね。

それでもシーンと静まり返った雰囲気は劇場の方が迫力があった!楽しかったな4月。



そのあと『本朝廿四孝』の調べものを再開して昼寝...

夕方起きたら浄瑠璃集が届いていた。

*日本古典文学全集45 浄瑠璃集(小学館)昭和46年発行
校注・訳 横山 正さん

カラー写真と絵があり得した気分。

目次を見て驚いた!
『菅原伝授手習鑑』が収録されていた!嬉しい。

さっそく寺子屋の段は読んだ。また時間を作って読もうと思う。

他6作が紀海音の作品。
『壇浦兜軍記』も収録。景清が気になって検索。

またこれも源平合戦の「壇ノ浦」とやっと気付く。

しかも『嬢景清八島日記』も景清だったと気付く。

やはり『平家物語』に挑戦するしかないようだ!

今日はいろんなことがつながった一日だった。


旧暦文月三日、涼風至。空氷