内山美樹子先生

こんばんは。

14日の夜中から、
内山美樹子先生著
文楽 二十世紀後期の輝き 劇評と文楽

を久しぶりに読んだ。

内子座文楽の『桂川連理柵』を拾い読み。

そのあと最初から読んだ。気になる箇所に付箋を貼りながら。

朝起きて暑かったが、読みたいという気持ちは続いていた。

そして遂に3色ボールペン読書。

今までは線を引くことを躊躇していたから、付箋をペタペタ貼っていたが、3色ボールペン読書(齋藤孝先生メソッド)は習慣になっているので、引きたい!と思った。

線を引いたところですぐ覚えられるわけじゃないけれど。

でも気になったことを書き留めたりするのは、すっきりする感じ。



内山美樹子先生のお話を読んでいつも感じるのは、「初演通り」に上演するのが一番だということ。

改作や演出方法に対しての批判が多い。

あと新作よりも古いものの上演を、とも言われている。

私はまだまだ内山美樹子先生がおっしゃっていることをすべて理解できないが、浄瑠璃集を読み楽しさを覚えてからは、通し上演を望む。

でも望んでも、叶えてくれるのは文楽座の方であって、やはり委ねるしかない。

こうやってインターネットを通して、文楽への想いを発信し続けるしかない。

劇場の要望書も活用したい。



今の状況は目の前の舞台を楽しむに尽きる。

望むのは記録が残っているから。

伝統芸能の醍醐味をもっと味わいたいと思うから。



内山美樹子先生から影響を受けた部分。

でも4月に『妹背山婦女庭訓』を初めて観た、私、いとこ、妹、3人ともが、金殿の段のあとが気になった。

時間の関係もあるが、井戸替えも観たかった。

私は浄瑠璃集を読んだが、観た時に自然と続きが気になった。

だから思い切って通し上演をやってほしいと思う。


旧暦文月六日、ヒグラシナク。空氷