ろうそくの光

こんばんは。

タイトルは、
中西敬二郎先生著、
*人形は生きている

「十六」からそのままいただいた。

人形浄瑠璃の歴史を想うとき「ろうそくの光」が読みたくなる。

久しぶりに読んだら、知りたいことが書いてあった。

一時は歌舞伎より人気があった人形浄瑠璃

それがなぜ逆転したのか。

以前本を読んだ時には、そんなに気になっていなかったんだろう。

今日読んでかなりすっきりした。

私が勝手にまとめると、
やはり人は新しい物好き。

そして物語がいい方へ自然と人が集まる。

漠然と、まさか「新しい物好き」じゃないでなぁと思っていたが、やはり人の心理はそんなもの。

私は中西敬二郎先生と一緒で、文楽のお人形が大好き。

何故かはわからない。



人形浄瑠璃に人気があったのは、歌舞伎というライバルの物語より、よかったから。

そして人形浄瑠璃の人気がなくなるのも、人々の心をつかむ新作が生まれなかったから。



まだ漠然とはしているが、私の人形浄瑠璃作者好きや、浄瑠璃そのものに興味があることは、間違ってなかったように思う。

文楽の勉強をしようと決めた時、手頃な解説本がたくさんあったが、やはり浄瑠璃集と向き合おうと思った。

これからも浄瑠璃そのものを読んで、人形浄瑠璃の歴史を勉強したい。


旧暦文月廿二日、天地始粛。空氷