文楽錦秋公演イチオシ
こんばんは。
昨日の続きでいくと、国立文楽劇場錦秋公演のイチオシは、
*一谷嫩軍記
だろう。
素晴らしい作品をたくさん世に送り出した、並木宗輔(並木千柳)最期の作品。
あたしはまだ聴いたことも、観たこともない。
でも、並木宗輔先生と思うだけで、感涙してしまう。
浄瑠璃は床本集のコピーしか持っていないので、浄瑠璃集が欲しい。
探そ。
錦秋公演は身内、友人に向けて、「文楽は物語がいいねん!」と自信を持って誘うことができるようになり嬉しい。
今までいい誘い文句がなかった。
そんな錦秋公演が楽しみ。
今日は駆け足で『文楽の研究』を読んだ。
池上彰さんに習って、一字一句読むつもりだが、今日は集中していたのか、真剣に駆け足で読めた。
その中で、文楽は流行らなくていいというようなことがあった。
もちろんいい意味で。
真面目にきっちりやっていればいいと。
「大序」や昔の修業の話は読んでいて辛くなる…。
でも好きだからできるのだと。
私もただ「文楽が好き」のみで応援し続けることしかできない。
僭越ながら、文楽座の皆さんも人気など気にせず、好きを貫き通して、素晴らしい舞台を披露していただきたい。
名作の通し狂言が増えると嬉しいな。
にしても、先代誰々、現誰々となっている方でさえ、現代の方とは違う方で、名前に関しては頭がこんがらがる(苦笑)。
でも分からないことは分からないと受け入れるしかない。
作品は分かることが多い。なので楽しく読めた。
旧暦文月廿三日、天地始粛。空氷