文楽錦秋公演『嬢景清八島日記』

こんばんは。

タイトルは『曽根崎心中』になるはずだった。

何が起こるかわからない(ちょっと大げさ)。

文楽地方公演が近づいているから、床本集を開いたんやけど、前から順番に読んだらこうなった。



国立文楽劇場、錦秋公演
*嬢景清八島日記

浄瑠璃はほとんど覚えていなかった。

まぁ一回だけだし、当日読んだだけだから。

今日は花菱屋の段を読んだ。

糸滝の登場にわくわくした。

桐竹勘十郎さんの糸滝よかった。かわいかったよ。

今日床本集を読むと、詞もめっちゃかわいい。

豊松清十郎さんの糸滝にますます期待してしまう。

床本集を読み返すまでは、花菱屋女房の人柄が印象に残っていた。

でも今日読んで、糸滝の話の場面は泣ける。床本集に泣いたという書き込みはしてあるけれど忘れていた。



まさしく文楽の魅力『親子の恩愛』が感じられる。



清十郎さんの糸滝かと思うと、すでに思い入れて読んでいるから、錦秋公演が待ち遠しい。

花菱屋長は本当に仏様。

こんないい人をまた聴けるのも楽しみ。



泣けただけに何回聴こうか悩むなぁ。


旧暦葉月九日、鶺鴒鳴。空氷