国立文楽劇場錦秋公演
こんばんは。
今日はまた携帯の画面メモの『一谷嫩軍記』、「熊谷桜の段」「熊谷陣屋の段」(途中まで)を読んだ。
松香大夫楽しみ!
携帯には、相模の「早う逢ひたい」がないことに気付けた。
意識していたわけじゃないが、泣ける詞なので、無意識の内に覚えていたよう。
本当に悲しい…。
ようでけた浄瑠璃やわ…。悲しいのに楽しみにしているという…未だに不思議な芸能だと思っている。
熊谷陣屋は熊谷と相模の会話が悲しくて、何度もじっくり読んでいたら、なかなか進まない。
そのあとが、藤の局と敦盛の対面、相模と小次郎の対面、義経と弥陀六の対面と悲しいんだけど、ようでけてる!と客観視しながら泣いていた。
『伊達娘恋緋鹿子』清十郎さんのお七が嬉しくて仕方がない。
友人、知人に人形浄瑠璃の、清十郎さんの良さを上手く伝えられないのがもどかしい。
ゼロの人に文楽の良さを説明する言葉を未だに模索中。
私はアメリカかぶれから目が覚め、日本の伝統文化に興味が湧いた。
その頃、文楽のチラシを目にした。
それから名文ドリルで知っていた『曽根崎心中』の公演と出会った。
そして!思い込みファンの八重垣姫と、清十郎さんに出会った。
お会いしたかった三浦しをんさんと燕三さんの講演会で、文楽を聴く楽しさをやっと知った。
『義経千本桜』で初めて号泣…。
この感動との再会と、清十郎さんを応援するために劇場へ通い続けている。
内子座で公演前に床本集を読む楽しさを知る。
それ以来、浄瑠璃収集も楽しい。
自分の中に客観性を見つけるのが難しい。
このブログを通して、僅かでも「大阪の芸能」文楽の良さが伝わればいいなぁと思っている。
平成23年初春公演配役、清十郎さん、小鍛治きたーーーー!!!!(笑)。
本当は亀屋忠兵衛きたーー!!と言いたかった(苦笑)。
だって錦秋公演のプログラム写真は清十郎さんだったんだもん。←大人気ない...
『小鍛治』は知らなくて、演目を知った時、「今流行りの小さいおっさん(妖精)か」と本気で思った(笑)。※岡田准一くんの話。
清十郎さんと桐竹勘十郎さんの共演が嬉しい。
清十郎さんのお染ちゃんも嬉しい。勘十郎さんは横恋慕。…って、勘十郎さんではない(笑)。
でも今のところ人形遣いさんの妄想しかできない。むふふ〜、楽しい。
旧暦神無月朔日、モミジツタキバム。空氷