国立文楽劇場錦秋公演
こんばんは。
今日は二回目の錦秋公演。
別の日のチケット引換をしたが、まだ空席があるよう。興味ある方はぜひ!
*嬢景清八嶋日記
糸滝と景清が抱き合う場面の拍手が難しい…。
今日はしたいなぁとうずうずしていたが、一人目になる思い切りが出せない(小心者)。
今日気付いたのは、「肝煎り」の説明がプログラムに載っていた(苦笑)。
2月はどうやったか覚えていないし、錦秋公演は読んでいなかったのか不明。
あたしの目は節穴だと改めて自覚する。
糸滝と景清の別れ、景清の詞は糸滝に届いていないと思い込んでいたが、今日聴いた感じでは届いた上で別れをしているようだった。
だったら尚さら切ないと思ったが…、糸滝は結局体を汚すことなく済みそうやでなと思う。
ここは客観視して、身分が高い人の娘はやっぱり安泰で、本当にお金に困っている家の娘だと体を売るしかない。
糸滝が去る時は拍手をした。
*近頃河原の達引
伝兵衛はやっぱりかっこよかった。見た目も(笑)、中身も。
竹本住大夫さんの語りは初めから泣けてきた。
おつるの三味線のお稽古のあとは拍手が多かったように感じた。
そして!津駒大夫、寛治さん、やっぱり楽しい〜。
悲しい物語やのに楽しいは矛盾しているんやけど、本当にこうとしか言えない!
おしゅんのさわりに拍手ができた。よかった〜。
猿回しのあとも拍手が起こってホッとした。
やっぱり一人目になるのは気恥ずかしい。
*一谷嫩軍記
前回寝てしまった前半を一生懸命聴いていたら、後半よく寝た...
玉織姫のことが一番かわいそうと思っていて、簑二郎さんの玉織姫、最期を観ることができてよかった。
寝ては起きてを繰り返しつつ、聴くのが楽しいと実感していた。
あと文楽は「語り」なだけあって、「丁寧」だと思った。
景清の独白や、三味線のお稽古、猿回しなど、長いなと感じるが「丁寧」なんだと思うことができた。
熊谷の「息の根止め」はしっかりと観た。
「十六年もひと昔。夢であつたなあ」の溜めに、やっぱり涙した…。
*伊達娘恋緋鹿子
ど真ん中で清十郎さんのお七を観られたので、きれいなお七をずっとみつめていた。
少ない動きがきれいで、火の見櫓では激しくなり、切ない物語なのに楽しんだ。