寿式三番叟

sorahi2011-01-28

こんばんは。

『並木千枝の文楽散歩 その3』へ進むには、丸一年あるので、気分的にあいだを開けてみる。



昨日は、吉田簑助さん「私の履歴書」を読み返していた。

読み慣れたからか(もうすぐ丸五年)、この形式は読みやすい。

やはりお父様との別れに涙してしまう…。
しかも号泣…。

でも楽しいお話もある。全部は揃ってないが、もう3年以上前の物なのに、取っておいてよかった。





タイトルの『寿式三番叟』。



初めては、2009年4月5日。
そして4月25日に初めて通しを体験。文楽3年生始まりの時。



この時、語りはもちろんなんやけど、桐竹勘十郎さん、玉女さんの三番叟がすごーく楽しかった!

お人形が楽しかったのはこの時が初めて!

改めてお二人を尊敬した。



そして2009年6月7日鑑賞教室で、『二人三番叟』。この時も楽しかったなという記憶。



あとは幕開き三番叟を見ていた。



2010年12月25日京都三条、大江能楽堂へ出かけた。

昨年の錦秋公演、ロビーで勘緑さんから直接前売り券を購入した。サインもしていただいた。嬉しかった!

竹本駒之助さんを楽しみに出かけた。



暗くなってから京都三条に着いて、心細かったが、弥次さん喜多さんにやっと会えて、元気が出た!(広重さんの東海道が大好き!)



初めての能楽堂でわくわくしていた。

そしたら、チラシにはなかった、勘緑さんの三番叟で幕が開けた。

疲れてから、お人形が客席へ近づいてきてくれて、手拍子になった。

この時の三番叟は本当に楽しかった!!



初春公演直前の楽しかった手拍子と、大好きという記憶が強すぎて、初春公演の『寿式三番叟』一回目はちょっぴり物足りなかった。

でも大好きな津駒大夫さん、寛治さんで楽しませていただいた!

二回目からは、以前ブログに書いた、玉翔さんの背中がかっこよくて、俄然楽しくなった!



わーん、ごめんなさい。ジャニオタ目線はどうしてもこんな感じになる…。

でもジャニオタになったのは、DNAのような気がしてならない(言い訳を含む)。

でも!本当になんでこんなにも男前ばっかりを追いかけるのか、自分では謎だもの。

だからこんな感想でも許してね(ぺこり)。



で、真面目な話、2009年より人形浄瑠璃の魅力にハマっている身で、3回楽しく、見て、聴いたから、一番大好きな演目になった。



だから、25日の『二人三番叟』も玉翔さん目当てやけど、純粋に嬉しかった。

そう言えば、昨年の発表会も演目にあって、嬉しかったのよ。

この時は、大東くんの初舞台と思うと、涙ぐんでいた。



そんな中、遂にきたーーー!!



清十郎さんの二人三番叟!!



25日以降、『二人三番叟』大好きと自覚していた時だったので、傾城宮城野の時よりも鼻息倍増(笑)。



さらに勘十郎さんの清姫にも鼻息。

だから合わすと3倍!!



八重さんを飛び越えて、傾城宮城野まで行っていたが、今は3月まで戻ってきた(笑)。

どうか行けますように。



で、2月の八重さんだってもちろん楽しみなんだよう。

でも好きな演目の楽しみと、清十郎さんの初めてのお人形だと、自分が好きな演目に清十郎さん、というのが一番嬉しい。



だから3月の『二人三番叟』がすごーく楽しみ。

半分だけ夢が叶った感じ。嬉しいなぁ。



旧暦師走廿五日、サワミズコオリツメル。空氷