2月国立劇場、文楽公演
こんばんは。
「並木千枝の文楽散歩 その3」も書きたいが、2月国立劇場、文楽公演が近づいてきたので、こっちで頭がいっぱい。
1712年こもち山姥
1734年芦屋道満大内鑑
1746年菅原伝授手習鑑
1747年義経千本桜
年表大好き。
こもち山姥以外は、聴いたことがある。
菅原伝授手習鑑の道行〜は初めて。
でもどちらも浄瑠璃集がある。
読もうと思えばいつでも読める。
…読もうと思えばね。
文楽4年生にして、聴いたことがある演目が回ってくるようになった。
この文楽ブログ一周年を記念して、2月公演は卒業式の気分。
4月から文楽5年生。
4年という区切りに意味は見いだせなかったが、文楽ブログ1年ということにした。
今後新たな展開になるよう努力する。
*芦屋道満大内鑑
2009年錦秋公演にて。
これに合わせて信太山散策に出かけた。写真はすべて、信太森葛葉稲荷神社。
なぜか伝説好き。こう、ふわふわした感じが好き。
それがお芝居になったり、事実とシンクロする瞬間が大好き。
その代わり頭ん中もふわふわしているから、理解が遅い。
舞台にかからない部分の浄瑠璃は本当に読めない…。
でも、読むための原動力は清十郎さんだと気が付いた!
清十郎さんの舞台を観るためなら読める!
なので、清十郎さん関係なく読めた、「心中天の網島」と「傾城反魂香」は、私の中ではすごい!と思っている。
まぁ自分を基準にするしかなくて、読めないはずの浄瑠璃を楽しく読めたのは、さすが近松門左衛門と思っている。
2009年の内子座文楽。
どちらの作品も近松門左衛門の影響を受けたと知ったから。
それ以来、とりあえず尊敬じゃなくて、心から尊敬している。
芦屋道満大内鑑が好きか、と聞かれたら、そうでもないような。
*こもち山姥
玉翔さんを見たくて、うずうずしていたが、東京の友人が遊んでくれることになったので、きっぱりと諦めた。
*菅原伝授手習鑑
2009年博多座文楽、2010年夏休み公演にて。
やっと有名な演目を聴くことができた。
今回は清十郎さんの八重さん!
博多座以来、いつか清十郎さんの八重さん!と願っていたので嬉しい。
清十郎さんの千代さん、寺子屋もいつか観てみたい!
*義経千本桜
2009年4月公演にて。
小金吾さん、お里ちゃん、ごーん(いがみの権太)、狐忠信の宙吊りが大好きやから、今回の構成では惹かれない。
最近になって、演目は見せ場を考えて構成されているんだと、やっと気が付いた。
だから当分はこんな感じだろう。
悪いとは思わない。
いつか変化が起こった時には、通しをいっぱい聴きたい!
みどりちゃんも捨てがたいが、どちらかと言えば、一日かけてでも物語を堪能したい。
文楽の醍醐味やと思う。
芸本位より、ドラマ本位の方が文楽らしいと思う。
もちろん素晴らしい芸があってこそなんだけど。
旧暦師走三十日、ニワトリハジメテトヤニツク。空氷