2月国立劇場、文楽公演

sorahi2011-02-02

こんばんは。

「並木千枝の文楽散歩 その3」も書きたいが、2月国立劇場文楽公演が近づいてきたので、こっちで頭がいっぱい。



1712年こもち山姥

1734年芦屋道満大内鑑

1746年菅原伝授手習鑑

1747年義経千本桜



年表大好き。

こもち山姥以外は、聴いたことがある。

菅原伝授手習鑑の道行〜は初めて。

でもどちらも浄瑠璃集がある。
読もうと思えばいつでも読める。
…読もうと思えばね。



文楽4年生にして、聴いたことがある演目が回ってくるようになった。

この文楽ブログ一周年を記念して、2月公演は卒業式の気分。

4月から文楽5年生。
4年という区切りに意味は見いだせなかったが、文楽ブログ1年ということにした。



今後新たな展開になるよう努力する。



芦屋道満大内鑑

2009年錦秋公演にて。
これに合わせて信太山散策に出かけた。写真はすべて、信太森葛葉稲荷神社。

なぜか伝説好き。こう、ふわふわした感じが好き。

それがお芝居になったり、事実とシンクロする瞬間が大好き。

その代わり頭ん中もふわふわしているから、理解が遅い。

舞台にかからない部分の浄瑠璃は本当に読めない…。



でも、読むための原動力は清十郎さんだと気が付いた!

清十郎さんの舞台を観るためなら読める!



なので、清十郎さん関係なく読めた、「心中天の網島」と「傾城反魂香」は、私の中ではすごい!と思っている。

まぁ自分を基準にするしかなくて、読めないはずの浄瑠璃を楽しく読めたのは、さすが近松門左衛門と思っている。

浄瑠璃を読むきっかけも近松門左衛門だった。

2009年の内子座文楽
どちらの作品も近松門左衛門の影響を受けたと知ったから。

それ以来、とりあえず尊敬じゃなくて、心から尊敬している。



芦屋道満大内鑑が好きか、と聞かれたら、そうでもないような。



*こもち山姥

玉翔さんを見たくて、うずうずしていたが、東京の友人が遊んでくれることになったので、きっぱりと諦めた。



*菅原伝授手習鑑

2009年博多座文楽、2010年夏休み公演にて。
やっと有名な演目を聴くことができた。

今回は清十郎さんの八重さん!

博多座以来、いつか清十郎さんの八重さん!と願っていたので嬉しい。

清十郎さんの千代さん、寺子屋もいつか観てみたい!



義経千本桜

2009年4月公演にて。
小金吾さん、お里ちゃん、ごーん(いがみの権太)、狐忠信の宙吊りが大好きやから、今回の構成では惹かれない。



最近になって、演目は見せ場を考えて構成されているんだと、やっと気が付いた。

だから当分はこんな感じだろう。

悪いとは思わない。

いつか変化が起こった時には、通しをいっぱい聴きたい!

みどりちゃんも捨てがたいが、どちらかと言えば、一日かけてでも物語を堪能したい。



文楽の醍醐味やと思う。



芸本位より、ドラマ本位の方が文楽らしいと思う。

もちろん素晴らしい芸があってこそなんだけど。



旧暦師走三十日、ニワトリハジメテトヤニツク。空氷