文楽いろいろ

sorahi2011-09-27

こんばんは。

25日文楽地方公演に行ってきた。

ブログを書こうと思ったら、プログラムの床本を見ないと書けなくて。

そう思ってる間に、錦秋公演『鬼一法眼三略巻』が気になって、配役、あらすじ、読書メモ、ネットのあらすじ、といろいろ読んで頭が『鬼一法眼三略巻』でいっぱいになってもた。



清盛は出てくるんやな。

皆鶴姫はやっぱりかっこいいらしいので楽しみ!!



…で、咲さん苦手は地方公演でも相変わらずだったので、ちと気が重い…。

やっと文楽に馴染んだと思えば、好みが出てきて、ややこしい。

ちょっと前までは、わりと平等に好きやったんやけどなぁ。

困ったもんだ。



最初に好きになった、竹本住大夫さん、吉田簑助さん、清十郎さん、桐竹勘十郎さんがすごーく気になる。

あとは半々ぐらいの割合で好みが分かれる。



地方公演で言えば、申し訳ないが、咲さん以外は起きてうるうるしていた。

好みはあったが始まると感動していた。

あたしの耳が悪いの?

あー『染模様妹背門松』は大好きなの。

咲さんにはこういうのが向いてると思うのはあたしだけ?



久しぶりの文楽、『双蝶々曲輪日記』が始まってから涙ぐんでいた…。

文楽って本当にいいね!

『新版歌祭文』本を売りに来る場面があると思っていたらなくて。

でも始まってしばらくしてから気付いた。

博多座で聴いたと思ったらなかった。勘違いしてた。

お染(清十郎さん)がいてる場面で、お夏清十郎の話になったから笑いが起きたんやった。

私は笑われへんけど…。

今回はおみつ(清十郎さん)にお夏清十郎の本を売りに来る、とばっかり思っていた。



野崎村、本当に短いバージョン。

早く本公演で聴きたいな。

清十郎さんのおみつ、よく動くのよ。めっちゃかわいかった〜。

父様に連れられて奥へ入る時、すごーく嫌がっていたのがよく伝わった。

博多座の時はやっぱりお染しか観てなかったんやな、あたし。

今回は初めてのように楽しめた。

そう、文楽って



「いつもリメイク」



よね。

だから飽きない!

で、おみつの泣きどころがまだあったのに、気が逸れて寝てしまったという…。

あ〜残念。

またの機会(清十郎さんのおみちゅ)を楽しみに待つとしよう。

野崎村の終わりって、続きがあればこそ活きるよね、改めて。

地方公演の時間じゃ無理やから(きっかけとして)、本公演での上下巻すべて上演を望む。



来年度の地方公演に『桂川連理柵』がかかるが、信濃屋の段を聴いてみたい!

浄瑠璃集を読んだとき、ここが一番感動したから。

石部宿屋は読んで妄想(笑)だけの方がいいかな。

で、何回も言うけど道行嫌い。



義経千本桜』の道行は好きな部分があって、そこが改作と知り、勝手にだが、がっかりした。

私はお芝居が進んでいくのが好きなのだ。

それでも大好きな「すしやの段」があるから楽しみには変わりない。



待っていた、『義経千本桜』河連法眼館と、すしやの段が決まってすごく嬉しい。

理想を言えば、小金吾さんから続けて聴きたいんやけど。



旧暦神無月朔日、カミナリスナワチコエヲオサム。空氷