文楽いろいろ
こんばんは。
25日文楽地方公演に行ってきた。
ブログを書こうと思ったら、プログラムの床本を見ないと書けなくて。
そう思ってる間に、錦秋公演『鬼一法眼三略巻』が気になって、配役、あらすじ、読書メモ、ネットのあらすじ、といろいろ読んで頭が『鬼一法眼三略巻』でいっぱいになってもた。
清盛は出てくるんやな。
皆鶴姫はやっぱりかっこいいらしいので楽しみ!!
…で、咲さん苦手は地方公演でも相変わらずだったので、ちと気が重い…。
やっと文楽に馴染んだと思えば、好みが出てきて、ややこしい。
ちょっと前までは、わりと平等に好きやったんやけどなぁ。
困ったもんだ。
最初に好きになった、竹本住大夫さん、吉田簑助さん、清十郎さん、桐竹勘十郎さんがすごーく気になる。
あとは半々ぐらいの割合で好みが分かれる。
地方公演で言えば、申し訳ないが、咲さん以外は起きてうるうるしていた。
好みはあったが始まると感動していた。
あたしの耳が悪いの?
あー『染模様妹背門松』は大好きなの。
咲さんにはこういうのが向いてると思うのはあたしだけ?
久しぶりの文楽、『双蝶々曲輪日記』が始まってから涙ぐんでいた…。
文楽って本当にいいね!
『新版歌祭文』本を売りに来る場面があると思っていたらなくて。
でも始まってしばらくしてから気付いた。
博多座で聴いたと思ったらなかった。勘違いしてた。
お染(清十郎さん)がいてる場面で、お夏清十郎の話になったから笑いが起きたんやった。
私は笑われへんけど…。
今回はおみつ(清十郎さん)にお夏清十郎の本を売りに来る、とばっかり思っていた。
野崎村、本当に短いバージョン。
早く本公演で聴きたいな。
清十郎さんのおみつ、よく動くのよ。めっちゃかわいかった〜。
父様に連れられて奥へ入る時、すごーく嫌がっていたのがよく伝わった。
博多座の時はやっぱりお染しか観てなかったんやな、あたし。
今回は初めてのように楽しめた。
そう、文楽って
「いつもリメイク」
よね。
だから飽きない!
で、おみつの泣きどころがまだあったのに、気が逸れて寝てしまったという…。
あ〜残念。
またの機会(清十郎さんのおみちゅ)を楽しみに待つとしよう。
野崎村の終わりって、続きがあればこそ活きるよね、改めて。
地方公演の時間じゃ無理やから(きっかけとして)、本公演での上下巻すべて上演を望む。
来年度の地方公演に『桂川連理柵』がかかるが、信濃屋の段を聴いてみたい!
浄瑠璃集を読んだとき、ここが一番感動したから。
石部宿屋は読んで妄想(笑)だけの方がいいかな。
で、何回も言うけど道行嫌い。
『義経千本桜』の道行は好きな部分があって、そこが改作と知り、勝手にだが、がっかりした。
私はお芝居が進んでいくのが好きなのだ。
それでも大好きな「すしやの段」があるから楽しみには変わりない。
待っていた、『義経千本桜』河連法眼館と、すしやの段が決まってすごく嬉しい。
理想を言えば、小金吾さんから続けて聴きたいんやけど。