『冥途の飛脚』

こんばんは。

今日は『冥途の飛脚』(諏訪春雄さん=訳注)の現代語訳を読んだ。

昨日の『傾城反魂香』読破の経験があるから、わりとすらすら読めた。

現代語訳でも、言葉の綺麗さ、上手さが伝わってきた。



まだ途中やけど、一番驚いたのが「冥途への飛脚」というタイトル。

物語が悪い方へ進んだことを予感させるタイトルに震えた。

まぁ実際に有ったことなんやろうけど、物語として面白い。



冊子『文楽―鑑賞のために―』

久しぶりに読んだ。

いつもは「人形浄瑠璃300年のあゆみ」だけを読んでいる。

今日は帰りの電車で、少し眠くて、寝てもよかったが改めて読むことにした。



めっちゃ分かりやすい!

歴史は楽しいし、いつもなんだか泣けてくる。

以前幕開け三番叟はなぜ恵比須さんなんですか、と伺って、西宮戎神社が人形の始まりと聞いて、この時は分かった気になっていたが、腑には落ちなかった。

いろいろ本を読んで、勉強した後だと、この冊子の簡潔した内容がすごくよく分かる。



この冊子を参考にして、友人・知人に文楽のことをうまく伝えたい。


旧暦神無月廿四日、キタカゼコノハヲハラウ。空氷